ころころころ
一番はじめに娘に買ってあげた絵本がこれでした。まだお腹の中にいるときに買ってあげたのだから。神戸の岡本にあったひつじ書房という絵本専門店で、お腹の中の子に読むのはどれがオススメですかと聞いて勧められて買ったのがこの絵本でした。
カラフルなボールたちが、これまたカラフルに描かれたさまざまな地形をころころと転がって行く姿を描いただけの作品。だけど、ころころころという言葉の響きが楽しいのと、また色合いの美しさに娘も魅かれたのか、生まれてきてからも長い間、何度も読んで読んでとせがまれました。
そして大事なのが、それほど長くなく何度読んでも読み手も聞き手も飽きないこと。子供は何度も同じ本を読んでとせがんで来るものですが、この本は何度読んでも飽きずに読んであげることができました。特にストーリーがなくて、言葉の五感と美しい色のボールとその動きを楽しむことが主眼に置かれているから、つまり、直感で楽しめる絵本だからでしょうね。
お気に入りの一冊です。うちの娘には、まだお腹の中にいる時から1歳半くらいまで読んであげていました。
生まれてまだ一ヶ月超えるか超えないかというくらいに読んであげた時、一生懸命、目でボールの動きを追う娘の姿にいたく感激したことを覚えています。